ストーリー
- ニューオークボは1982年に千葉県柏市で創業しました。今では業務用の生パスタをはじめ、様々な製品を多くのお客様にお届けするパスタ専業メーカーとして事業を拡大して参りましたが、私どもの成り立ちをご説明するためには、「ニューオークボ」という社名について少し遡る必要があります。
ニューオークボ創業者の伊藤敏光は以前、大久保マカロニという会社に勤務していました。日本で初めてパスタを工業的に製造したと言われている大久保マカロニは、本場イタリアの伝統的な製造法にこだわり続けていた会社でした。
社長である大久保仙七氏の亡き後、その志と技術を受け継いでいこうと考えた伊藤は“世界一おいしいパスタづくり”を目標に掲げ、会社を起こしました。ニューオークボという社名には、大久保仙七氏に対する伊藤のリスペクトや憧憬の気持ちが込められているのです。
私どものパスタは、大久保マカロニから受け継がれた、手間と時間をかけおいしさを追求する「イタリア伝統のパスタづくり」に、「素材の持ち味を活かす」というニューオークボ独自の工夫を掛け合わせた、「伝統×素材製法」によりつくられています。
その特徴は、原料にデュラム小麦の中心部分だけを使うこと、そして各製造工程において熱の発生を極力抑え、生地にダメージを与えないこと。この2つによって茹でたときに初めて加熱され、五感で楽しめるおいしいパスタに仕上がるのですが、そこには“小麦の持ち味をそのまま活かす”という、農家育ちの伊藤ならではの考え方が現れています。
より多くの方へおいしさと楽しさをお届けしたい。いろいろなパスタの種類をもっと知っていただきたい。ニューオークボは最高品質の素材を使い、独自の「伝統×素材製法」による“五感で楽しめるパスタ”にこだわり続けることはもちろん、これからも時代やお客様のニーズにお応えする製品、そしてパスタの新しい体験で食文化を豊かにしていきたいと考えています。
沿革
- 1933
- 大久保マカロニ設立
- 1977
- 生活クラブ生協様と提携
- 1982
- 大久保マカロニ工場閉鎖
- 1982
- 昭和57年
- 千葉県柏市藤心で新たに「ニューオークボ」としてパスタ製造会社を設立
- 1986
- 昭和61年
- 柏市増尾にパスタ工場(現乾燥パスタ工場)を新設
- 1987
- 昭和62年
- 本店を柏市藤心から柏市増尾に移転
- 1994
- 平成06年
- 直営の生パスタ専門店「スピガ根津店」を開店
- 2000
- 平成12年
- 柏市高柳に沼南工場(生パスタ専用工場)設立 直営の生パスタ専門店「スピガ飯田橋店」を開店
- 2002
- 平成14年
- 柏市高柳に沼南第二工場(生パスタ専用工場)設立、ラインの自動化へ
- 2003
- 平成15年
- 沼南第二工場生産拡張、生パスタの増産及び、品質の安定化を図るためイタリア製パスタマシン導入、サイロ1基増設
- 2008
- 平成20年
- 沼南工場増産のため新型パスタマシン導入 本店を柏市増尾から柏市高柳に移転
- 2009
- 平成21年
- 沼南第二工場生産能力向上のためパスタマシン入替導入
- 2014
- 平成26年
- 増尾工場に新型パスタマシン入替導入、沼南工場に増産のためパスタマシン入替導入、ライン新設、急速冷凍機導入
- 2016
- 平成28年
- 冷凍生パスタの本格販売開始
- 2018
- 平成30年
- 機能性商品「冷凍早茹で生パスタ」、「長持ち生パスタ(茹で伸びしにくいパスタ)」展開開始
- 2024
- 令和6年
- 柏市高柳の本社敷地を拡張、柏工場(生パスタ工場・乾燥パスタ工場)稼働開始