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パスタの故郷イタリアと食文化

イタリアは多様な食文化があり、その地方によって、それぞれ独自の発展を遂げてきました。アルプスに隣接するイタリア北部から、地中海的な南イタリアまで魚介や肉、乳製品など食の宝庫で、パスタもその地域ごとに特色があります

パスタの故郷イタリアを知る

イタリアと日本の比較

イタリアは、シチリア島やサルデーニャ島など、北の国境沿いにはアルプス山脈から地中海にのびたイタリア半島など約90の島々から成りたっています。古代ローマ帝国の発祥地で、ローマ帝国の滅亡など多くの都市国家を経て、今のイタリアに統一されています。約30.1万k㎡と日本の約8割(北海道と本州を合わせた)くらいの大きさで、約5,890万人が暮らしています。

日本のように縦長なイタリアは温暖なイメージがあるかもしれませんが、日本の緯度と比較すると北部に位置していることがわかります。ローマは函館市と同じ北緯42度ですが、アルプスが北風を遮るため、冬でも比較的温暖な気候です。

イタリアと日本の緯度の比較

<北緯45°>ミラノ、ヴェネツィア、稚内
<北緯43°>フィレンツェ、旭川
<北緯41°>ローマ、函館
<北緯40°>ナポリ、青森
<北緯35°>イタリア最南端シチリア州、横浜

イタリアの経済

イタリアのGDP(国内総生産)は2.3兆米ドル(IMF2008年)で、欧州4位、世界7位の規模です。主要産業は機械、繊維、自動車、鉄鋼などで、製造業が経済成長の原動力になっています。国内は20の州、100以上の県、さらには市町村にあたる約8,000のコムーネに区分されます。イタリア北部は工業、南部は地中海農業を中心とした経済が成り立っていますが、コムーネの中にはかつての都市国家の歴史を受け継いだ地域が多く、都市ごとにそれぞれが独自に特徴的な伝統産業を発展させています(外務省調べ)

イタリアの食文化

イタリアは地方によって、それぞれ独自の発展を遂げてきました。アルプスに隣接するイタリア北部から、地中海的な南イタリアまで、料理やワインも気候や食材、歴史の違いにより様々です。

フランスとスイスの国境に隣接している北部は、乳製品や肉類など濃厚な料理が多くあります。中部のローマでは、豚のほほ肉ベーコン(パンチェッタ)、トマト、唐辛子、白ワインのベースのソースで和えたパスタ「ブカティーニ・アッラ・アマトリチャーナ」、日本人にもなじみのあるパンチェタ・ベーコン、卵、ペコリーノ・ロマーノ・チーズ、黒胡椒をからめたパスタ「スパゲッティ・アッラ・カルボナーラ」が名物です。またローマの少し南に位置するナポリでは、カルボナーラと同じく日本人になじみの深い「ピッツァ・マルゲリータ」、南部では、オリーブオイルを使ったパスタ、シチリアでは魚介を使ったパスタが有名です。「ピッツァ・マルゲリータ」は、19世紀の王政時代にマルゲリータ王妃がナポリを訪れた際に地元の特産品で作られたピッツァで、日本でもピッツァとして人気ですが100年近くの歴史がある食べ物なのです。

イタリア政府観光局では、イタリアの食を20州ごとに紹介しています。「イタリア食の旅パンフレット」

(参考:イタリア政府観光局)

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