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パスタと一緒に何を食べればいいの?イタリアの定番料理をご紹介!

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私たちはパスタを食べるとき、特にランチではパスタで食事を完結することも多いと思いますが、本場イタリアではコースの中の一品としてパスタを食べます。イタリアではピザやリゾットなどもパスタと同じ位置づけで、メインディッシュの前に食べることが多いです。肉や魚、野菜などパスタ1皿で摂取できる栄養には限界があります。パスタと他の料理を組み合わせることで、バランスよく栄養を摂り健康を維持しましょう。

今回は、パスタ・スパゲッティと一緒に食べる定番メニュー・献立をご紹介します。

本場イタリアの料理を知る

イタリア料理の写真

イタリア料理のカテゴリー

イタリアでは、前菜の「アンティパスト」、パスタやリゾットなどの「プリモ・ピアット」、 肉または魚料理の「セコンド・ピアット」、サラダの「コントルノ」はサラダの順で食事が進んでいきます。「アンティパスト」、「プリモ・ピアット」、「セコンド・ピアット」の中から、1人最低2皿(異なる種類)を注文するのが一般的で、パスタのみを注文することはありません。

【イタリア料理のカテゴリー】

前菜(Antipasto)アンティパスト
パスタやリゾット、スープ(primo)プリモ・ピアット
肉や魚などのメイン料理(secondo)セコンド・ピアット
サラダ(contorno)コントルノ
デザート(dolce)ドルチェ

イタリア料理店の業態について

イタリア料理店の業態は以下のように3つに分けられます。業態によってやランクは様々です。

リストランテ(Ristorante
有名シェフがいるお店や価格の高い高級店、ドレスコードがあるお店は殆どリストランテです。

トラットリア(Trattoria) 
カジュアルで、前菜からメインまでフルコースがあります。価格帯は幅広く設定されています。

オステリア(Osteria)
お酒と食事を楽しむカジュアルなお店で、価格帯は幅広く設定されています。

イタリア料理と健康

ブルームバーグによる「健康な国」指数ランキングでは、平均寿命や食生活、さらに安全な水や衛生施設へのアクセスといった環境要因に基づいて各国を評価しています。2019年の1位はスペイン、2位はイタリア、3位はアイスランド、4位は日本でした。健康的な生活をする上で、日々の食生活は大きく影響を及ぼします。日本食はヘルシーな食事として世界での認知を高めていますが、イタリア料理もワインやオリーブオイル、トマトなど健康に良いとして注目されている食材を多く使っています。健康に良い食材をバランスよく摂取することが、健康的な体を維持する上でとても重要です。

世界の平均寿命

WHOが発表している2021年(2019年データ)の世界保健統計によると、平均寿命が最も長い国は日本で84.3歳、2位はスイスで83.4歳、です。世界全体の平均寿命は73.3歳(イタリアは7位83歳)と日本が世界のトップに位置しています。

【参考】 WHO 世界保健統計

ワシントン大学健康指標評価研究所(IHME)は、2040年になると平均寿命が最も長い国は日本でなくスペインになると予測しています。その理由として、早期の死亡原因になる疾患は、今後不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒など生活習慣病に関わるものになっていくとみられ、日本は生活習慣病に関わる疾患が増えてくると予測されているのです。実際に日本の食生活「タンパク質」「炭水化物」「脂質」のバランスは、「炭水化物」が減少し「脂質」が増加しており、徐々に欧米と近くなっています。改めてバランスの良い食事、運動を心がけて健康を維持していく必要があります。

イタリア料理のメニュー・献立

イタリア料理がテーブルに乗っている

カテゴリーとメニュー・献立

代表的なイタリア料理をご紹介します。パスタと一緒に食べるメニュー・献立は、プリモ・ピアット以外を組み合わせることでイタリア料理のコースのようにバランスよく栄養を摂ることができます。パスタと何を組み合わせようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

アンティパスト:カプレーゼ、カポナータ、フリット(揚げ物)、生ハムの盛り合わせ
プリモ・ピアット:パスタ、リゾット、ニョッキ、ラザニア、スープ
セコンド・ピアット:魚料理のグリル、煮込み(アクアパッツァ、海老の炭火焼、魚介のフリットミスト)、肉料理のグリル、煮込み(カツレツ、牛肉のグリル)
コントルノ:ミックスサラダ、グリル野菜、ポテト料理、野菜のソテー
ドルチェ:ティラミス、パンナコッタ、ズコット、カンノーリ、ジェラート

イタリア料理の豆知識

イタリアのサラダ

サラダ

イタリアのサラダは、ドレッシングではなくオリーブオイル、塩、胡椒、酢類(ワインビネガーやバルサミコ酢、レモン)などで味付けするのが一般的です。ルッコラ、生ハム、プチトマト、パルミジャーノチーズでシンプルなサラダを作ると、本場イタリアの味を楽しむことができます。

イタリアのチーズ

チーズ

イタリアのチーズは約500種類あると言われています。種類は豊富ですが、チーズだけで食べるのではなく、料理に合わせて使います。中でも、EU法が規定するD.O.P.(原産地名称保護制度)に認められているチーズは、55種類あります。D.O.P.は地域の原産品を規定された製法で製品化されたことを示しています。例えば、有名なチーズの1つである「パルミジャーノ・レッジャーノ」は、イタリア北東部にあるエミリア=ロマーニャ州で作られた、最低1年間熟成をしたチーズの中で、形や色・ツヤ・空洞の有無からD.O.P.の認定を受けたチーズのみを「パルミジャーノ・レッジャーノ」と呼びます。エミリア=ロマーニャ州以外のエリアで同様の作り方をしても、「パルミジャーノ・レッジャーノ」と呼ぶことはできません。

【料理と使用されているチーズ一覧】

カルボナーラ:羊乳のペコリーノ・ロマーノ
ラザーニャ:牛乳のパルミジャーノ・レッジャーノ
マルゲリータ:水牛乳のモッツァレラ・チーズ
フリーコ:牛乳のモンタジオ
パスタ:牛乳のゴルゴンゾーラ
カンノーリ:羊乳、水牛乳のリコッタ

イタリアの生ハム

生ハム

イタリアの生ハムはプロシュットと呼ばれ、古代ローマから食べられてきました。肉を長持ちさせるために乾かし、塩と脂などで表面を覆った保存食です。「プロシュット」とは、ラテン語の「乾いた」という単語が語源です。作り方によって塩気や風味が変わります。昔ながらの製法で、豚肉を塩漬けし、自然乾燥をさせながら、1年以上の時間をかけてゆっくりと熟成をさせていきます。

ローマの名物「マリトッツォ」

マリトッツォ

2021年に注目を集めているスイーツ「マリトッツォ」は、コンビニやカフェでも見かけるようになりました。クロワッサンとパンの間のようなやわらかいブリオッシュ生地が特徴で、生クリームを入れたものは、マリトッツォ・コン・パンナと呼び、イタリア・ローマ地方で伝統的なお菓子です。日本では、クリームが入れてあるものが流行していますが、イタリアではクリームが入っていないものが一般的です。クリームが入っているものはマリトッツォ・コン・パンナと言い、パンが甘いので生クリームは甘さ控えめです。イタリアの朝食は、コルネットやブリオッシュなど甘いパンを食べますが、ローマではマリトッツォ・コン・パンナを朝食として食べることもあります。

イタリアの定番料理を紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?ぜひ参考にしてみてください。

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