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近年の日本では様々な海外料理が食べられるようになりましたが、イタリアンを提供する店は、中華、フレンチに次いで店舗数が多く、街中でもイタリア料理店を見かける機会が多くあります。パスタは1980年代後半から1990年代初頭にかけてのイタ飯ブームの盛り上がりとともに日本中にになりました。今でパスタは、具材やソースの組み合わせにより、色々な味わいを楽しめることから多くの人を虜にしています。パスタソースは、トマト、クリーム、オイル、和風など、本場イタリアで愛されているものから日本人の味覚に合わせて進化したものまで幅広くあります。また、同じパスタソースを使ったとしても、具材を変えることによってソースに具材の旨味が加わり、ひと味違うおいしさを楽しむことができます。
南北に縦長いイタリアは、1861年の統一まで小さな国に分かれており、その地域の気候によって採れる食材や隣接する国の影響を受けて、地域ごとに食文化が発達してきました。バターや生クリームを使う濃厚な料理は、フランスとの国境に近い北イタリアの主流で、魚介やトマトを使った料理は、温暖な気候に恵まれた南イタリアの主流です。
日本でカルボナーラのレシピを検索すると、クリームパスタとして牛乳や生クリームを使った濃厚なカルボナーラが紹介されています。日本場ローマでは「卵とチーズ(ペコリーノチーズ)、豚の塩漬け(グアンチャーレ)」を使ってシンプルに作るのが一般的です。日本では、生クリームや牛乳を加えることが多く、これにより濃厚かつ卵が固まりにくいように工夫しています。イタリアのカルボナーラは、卵とチーズを混ぜ合わせたものをゆで汁の入ったパスタに入れて和えるので、卵がパスタに絡み、コクを感じる濃厚なパスタに仕上がります。
本場ローマのカルボナーラの作り方をご紹介します
①卵の黄身とペコリーノチーズを混ぜ合わせます
②フライパンでグアンチャーレを炒めます
③グアンチャーレにパスタのゆで汁を混ぜ合わせます
④パスタを入れて火からおろします
⑤準備しておいた卵の黄身とチーズを混ぜ合わせます
卵とチーズを混ぜ合わせておくこと、ゆで汁を少し加えること、この2点がポイントです。
日本で一般的なクリームソースは、フランス語でベシャメルソース(sauce béchamel)と呼ばれ、クリームをベースにした白いソースのことを指すことから、ホワイトソースとも呼ばれます。日本では、このホワイトソース(ベシャメルソース)を使って、シチュー、グラタン、コロッケ、パスタソースなど幅広い料理を作っています。
ホワイトソースの作り方をご紹介します
材料
バター、薄力粉、牛乳、生クリーム、塩、胡椒
作り方
①溶かしたバターで薄力粉を炒め、牛乳を少量ずつ加えて溶きながらのばします
②牛乳が全て溶けたら、最後に生クリームを入れます
③塩と胡椒で味付けをします
④出来上がったホワイトソースを、ざるでこします
⑤氷水にあてながらゴムベラで混ぜて粗熱を取ります
生クリームを入れることで、一段とコクが引き立ちます。
材料はシンプルで簡単な作り方ですが、ダマになったり、茶色く焦げたりしないように、木べらで鍋をかき混ぜながら加熱する必要があります。ひと手間をかけて、ホワイトソースをこし、氷水で冷やすことによって、一段とプロの味に近づきます。一度要領を覚えると簡単に作ることができ、ブイヨンやコンソメなどを加えると、コクやうまみが引き立ちます。
ホワイトソースは、「バター、薄力粉、牛乳(仕上げ用に生クリーム)、塩、胡椒」というシンプルな材料で作ります。水分、炭水化物、脂質、コレステロール、タンパク質が含まれ、ビタミンやミネラルもバランスよく摂取することができます。ベースとなるホワイトソースに、トマトや明太子などの他の食材を組み合わせることによって、ひと味違ったソースを楽しむことができます。また、牛乳を豆乳に置き換えることで、炭水化物、脂質を抑え、タンパク質の豊富なホワイトソースが出来上がります。豆乳は大豆特有の香りを感じやすいので、白ワインやコンソメなどを入れて煮詰めることで、一段と食べやすくなります。
実はイタリアでは、日本で一般的なホワイトソースを使ってクリームパスタを作るのではなく、パスタの具材にバターや生クリームなどを入れてフライパン1つで調理します。洗い物が少なく調理時間も短く、とても簡単に作ることができます。
イタリア人シェフによる本場クリームパスタの作り方をご紹介します
材料
パスタ、オリーブオイル、バター、白ワイン、生クリーム、塩、胡椒、魚介や肉・野菜などお好みの具材
作り方
①オリーブオイルで魚介または肉、野菜などお好みの具材を炒めます
②炒めたらバターを加えます
③白ワインを加えてひと煮たちさせます
④生クリームを加えて煮詰めます
⑤塩、胡椒で味を調えます
⑥茹で上がったパスタを入れます
日本で一般的なクリームソースと違い「小麦粉」を入れないので、焦げたり、ダマになったりする心配もありません。白ワイン、バター、生クリームが組み合わさることによって、濃厚なチーズのような味わいを楽しむことができます。
子供や女性に人気のあるパスタの定番「クリームソースパスタ」。クリームソースは、肉、魚、野菜など全ての食材と相性が良く、素材のうまみを感じる濃厚なクリームパスタはやみつきになります。ここからは、クリームソースを使用したニューオークボのオリジナルレシピ3選をご紹介します。ご紹介するレシピは、日本で一般的なクリームソース(ホワイトソース)を使っていますが、クリームソースがない場合には、「イタリア人シェフによる本場クリームパスタの作り方」を参考にアレンジして本場の味を楽しんでください。
クリームソースにアンチョビと牡蠣のうまみ、そしてニンニクの香ばしさが詰め込まれた一品です。普段よりも少し太めで、ソースがたっぷりとからむブロンズダイスの麺でお召し上がりください。
▶️詳しいレシピはこちら
ニューオークボ直営の生パスタ専門店「スピガ」で人気のある、海鮮たっぷりの贅沢なスープパスタです。お好みの海鮮をクリームソースとともに楽しむことができます。
▶️詳しいレシピはこちら
カルボナーラに、トマトソースと、アクセントとして唐辛子を合わせたパスタになります。普通のカルボナーラよりもあっさりとしていて、食べる手が止まらない一品です。
▶️詳しいレシピはこちら
ニューオークボオリジナルの、丁寧に作り込んだオリジナルのベシャメル(牛乳・小麦粉・バター)にクリームとパルメザンチーズをバランス良く配合。具材の味を引き立たせるために、シンプルな素材を使い、なめらかでコクのあるソースに仕上げました。パスタソースとしてだけでなく、グラタンやシチューにも使える万能クリームソース(1kg×6袋)。10,368円で購入が可能。
▶️クリームソースの詳細はこちら
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